庭師の考える現代の庭、問いかけ

お茶の話(H29新春)

こたつ茶会を終えて

f0355473_21055318.jpg
今年もたくさんの方に来ていただき有難うございました。
遅ればせながら御礼を申し上げます。
今回は私なりにだいぶ飛躍したと思っております。
現代の茶道では当たり前になっている運び点前をつきつめて、釜、炉という動かしがたい道具さえも動かすことにより、私は自由を感じました。
気持ちとしては野点のようなものです。どこでお茶をたてようか。あそこか、ここか、という気分。
実際には限られた6畳の部屋ですから場所はほぼ決まっているのですが、私はとても自由でした。
お客様も点前の気楽さを感じられたことと思います。
今後、機会があればまた試みてみたいと考えております。

珠光茶会
奈良市が主催して今年で4回目となる本茶会の「七流派おもてなしの共演」という企画にお手伝いとして参加致しました。
これは各流派が同じ場所で、同時に点前を披露するという企画で、流派ごとに異なる点前が一目瞭然となります。
点前される方が舞台で、客は観客席から見学という感じです。
お点前の説明会のような雰囲気で、茶会とは言えませんが、いっそ割り切って点前勉強会会場と捉えれば楽しい企画です。
お客様の数も決まっているため混雑することもなく好きな見方ができます。
点前の多様さを語るのも茶の楽しみの一つです。


[PR]



# by tsuchiyasakutei | 2017-03-05 21:30

こたつ茶会(H29)

f0355473_17182831.jpeg

珠光に始まる侘び茶とはどういうお茶なのでしょうか。
侘び茶を大成させた千利休は当時行われていた名物道具を主体にした茶会ではなく、
主客の交わりを主とし、道具を従とする茶会をしています。
千利休の弟子の山上宗二は「侘数寄と云うは、一物を持たざる者。胸の覚悟一つ、作分一つ、手柄一つ、この三カ条調おる者を云う也。」と記しています。
つまり、名物道具を持っていな者。茶の湯への覚悟、茶会での作意・工夫、点前の技量、この三つが備わっている者。これらを侘数寄者と定義しています。
ここで、侘数寄とは侘び茶と同義です。

こたつ茶会も4回目。
この度は私なりの侘数寄をこたつ茶会で実践したいと考えております。
本茶会に堅苦しい作法はありません。
皆様のお越しをお待ちしております。

     日時:平成29年1月15日、16日
     場所:空櫁

なお、上記の侘数寄の捉え方は神津朝生氏の「千利休のわびとは何か」(角川ソフィア文庫)から学んだことです。


[PR]



# by tsuchiyasakutei | 2016-11-14 17:47

夏の思い出(H28)

真夏の工事

「暑かったな〜」と、余裕を持って語れる気候になりました。
写真は7月。どうってことないように見えますが厳しい日々でした。

冷麦茶
つがれても
つがれても
いつも空コップ
f0355473_16295916.jpg


野間の大けやき

能勢町を訪問。同乗者が「あれかな?」と、巨大な緑を指差す。
運転中の私がチラリと見るとモコモコ樹形で、ケヤキらしい伸びやかさがない。
「違う。楠か何かかな」と通り過ぎる。
でもやっぱりそのようで、戻ってきてケヤキと対面。
圧巻で言葉もありません。
分かっているつもりの底の浅さに反省。
しかし、ここまでくるとケヤキという一般名称では無理があります。
固有名詞で呼ぶことが必要です。
野間の大けやき
f0355473_16305189.jpg


えちごトキめき鉄道

新潟の糸魚川から直江津まで、日本海ひすいラインに乗りました。
北陸新幹線開通により取り残された感じの在来線区間です。
ワンマン運転で整理券があり、下車の際は自分でドアを開けます。
草の生える無人駅から寂しさを感じない訳にはいきません。
ですが、どこか地に着いた安心感がありました。
電車を運行する方や乗客の地元の学生達。
生活路線とでも言えば良いのか。
東京基準の新幹線から外れてホッとしている。
つま先立ちから素顔に戻って、「よし!これから!」
そんな印象でした。
f0355473_16303734.jpg



[PR]



# by tsuchiyasakutei | 2016-09-20 17:47

道行く人

通りに面したところで庭づくりをしていました。
庭の多くは塀に囲まれていたり、奥まったところにあるので庭仕事が公衆の面前に晒されることはあまりありません。
庭とは案外プライベートなものなのです。

ところが、今回は公開庭工事の様相でした。
そうした状況に慣れていないのはじめはやりにくかったのですが、皆さんあまり気にしていないことがわかってきてからはいつも通りでした。
f0355473_11551006.jpg
最初の様子



庭づくりはまず地面作ることから始めます。
ここが大事で、また大変なところなのですが皆さんはあまり興味ないようです。

f0355473_18115567.jpg
地面づくり途中



地面ができたら次は植栽です。
この瞬間に家の様相がガラリと変わります。
f0355473_11550647.jpg
完成

「へぇ」、「わぁ」、「すごい」とか「この木の名前は?」とか。
反応があるのは嬉しいことです。
我々にとっても木の力、木の魅力を改めて感じる瞬間です。

でも、木を植えたら庭づくりも終盤です。
嬉しい声を聞ける時間は短い。

世の中にこういうことって多いですね。




[PR]



# by tsuchiyasakutei | 2016-07-13 18:31 |

吉田山大茶会を終えて

本茶会は茶葉の生産者や販売者が多い中で私の出展はやや異質かもしれないとは思っていたものの、多くの方に喜んでいただき参加して良かったと思っております
f0355473_21481507.jpeg

軽トラ席は5年ほど前に遠方で茶会を開くときに始めたものです。
ただ、荒い外見に流されぬよう中身は濃くしたつもりです。
f0355473_21475614.jpeg
様々な感想の中で「地下足袋姿に開き直りを感じた。そこがいい。」とのコメントもいただきました。
伝統的な茶道にも大いに興味はありますが、そこから少しずれたところが私の場ではないかと考えています。
そこを了解してくださったようで嬉しい一言でした。





[PR]



# by tsuchiyasakutei | 2016-06-12 21:56

奈良で庭の仕事をしています。
by tsuchiyasakutei
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

お気に入りブログ

最新のコメント

こんにちは。私もお気に入..
by MAKI at 08:41
実はブログが出来てからお..
by skuna@docomo.ne.jp at 05:41

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

ブログパーツ

最新の記事

お茶の話(H29新春)
at 2017-03-05 21:30
こたつ茶会(H29)
at 2016-11-14 17:47
夏の思い出(H28)
at 2016-09-20 17:47
道行く人
at 2016-07-13 18:31
吉田山大茶会を終えて
at 2016-06-12 21:56

外部リンク

ファン

ブログジャンル

画像一覧