西澤さん
古川庭樹園の専務さんの縁で武部正俊さんの主催するガーデニング研究会に時々参加しています。先日は庭づくりかま田の鎌田成人さんから建築家の西澤文隆さんの紹介がありました。西澤さんは建築だけでなく庭園にも並々ならぬエネルギーをそそがれた方で、建築と庭を知るために実測をライフワークのようにされていました。
御自身で体を動かして実測していると「私は対象と全く一つになって、かつて庭師たちが体で石を据え、木を植えていったように、大工が木材の細やかな質と対しながら木を刻んでいったように、全く愛情の海に浸り込むと共に、その庭師や大工たちに手取り足取りして体で教え込んでもらっているような心情の中に浸り込んでしまうのだ」(建築NOTE西澤文隆伝統の合理主義より抜粋)。実測といっても寸法をとって図面に仕上げるといったことだけではなく、一つ一つの造作の工夫、理由などを解き明かしていくような行為です。ここまでつくり手側に寄り添った見方をされる方はそういません。この言葉は実際にものを作っている者の心に深く響きます。
御自身で体を動かして実測していると「私は対象と全く一つになって、かつて庭師たちが体で石を据え、木を植えていったように、大工が木材の細やかな質と対しながら木を刻んでいったように、全く愛情の海に浸り込むと共に、その庭師や大工たちに手取り足取りして体で教え込んでもらっているような心情の中に浸り込んでしまうのだ」(建築NOTE西澤文隆伝統の合理主義より抜粋)。実測といっても寸法をとって図面に仕上げるといったことだけではなく、一つ一つの造作の工夫、理由などを解き明かしていくような行為です。ここまでつくり手側に寄り添った見方をされる方はそういません。この言葉は実際にものを作っている者の心に深く響きます。
by tsuchiyasakutei
| 2013-07-11 08:10
| その他