庭師の考える現代の庭、問いかけ

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昔の人は偉かった

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なかなか訪れる機会のなかった大阪城の石垣を先日ようやく見てきた。「ごっついでぇ~」とは聞いていたがこれほどとは思わなかった。これはもはや石垣とは呼べない。石壁と言ったほうがしっくりくる。この石をどうやって運び、どう据えたのか?誰しもが抱く疑問にボランティアガイドの方が絵で説明してくれる。なるほどとは思うものの実感がわかない。大勢の男がこの石に群がる様子は想像出来るが、この石を人力で動かす要点がわからないのだ。今であれば大きさに見合ったクレーンで石を持ち上げればよい。しかし人力では石を持ち上げることは出来ないので、ひきづるように動かす。ひきずりながら思うように石を動かすことはとても難しい。また、大勢の人の力を効率よく使うための工夫も必要なはず。道具もあっただろうし、掛け声一つでも独特なはずだ。今はこの技がなくても別に困らないので「昔の人は偉かった」と、とぼけてみてもいいのだが、時代を超えた同業者としてはじくじたるものを感じないわけにはいかない。
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by tsuchiyasakutei | 2011-10-31 20:43 | 庭仕事の周辺

見える見えない

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敷石なり飛石なり、石の上を歩く時その石の大きさを感じることが出来るという話を聞いたことがある。目に見える部分はその石のほんの一部かもしれないしほとんど全部かもしれない。見えない石の大きさを歩いて感じるということ。
生駒の茶寮幾世屋さんの店舗改装工事が始まった。このとき店内の敷石を掘り返したのだがその厚さに驚いた。これほど厚い敷石は珍しい。敷石は多くの場合表面しか見えないし、人の重さを支えればいいのだからこれほどの厚みは本来必要ない。だけどこの貫禄はどうだ。目に見えぬものを見て、感じることが出来るようになりたいが簡単にはいかない。ならばこの厚み、貫禄を見えるような形で再利用するのも一案だ。
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by tsuchiyasakutei | 2011-10-10 21:10 | 庭仕事

奈良で庭の仕事をしています。
by tsuchiyasakutei
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