庭師の考える現代の庭、問いかけ

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粽・ちまき

定期的に和菓子を食べる同好の集まりを昨年から始めています。
「橘樹の会」(たちばなのかい)という立派な名前もついて内容も充実しつつあります。
前回のテーマは粽でした。粽もたくさんありますが、有名どころとして一度は食べてみようと京都の川端道喜の粽を用意しました。桃山時代に初代道喜が禁中に献上したという由緒正しき葛製の粽です。そもそも粽とは何ぞやということを追求するのも会の目的で今回は由来が二つでました。一つは川端道喜の由来記で中国の戦国時代、志半ばで入水した楚の詩人屈原を憐れみ、米を水辺の草で包み水中に投じて供養した。これが次第に厄除けとして知られるようになった・・・というもの。もう一つは備後国風土記で須佐之男命(スサノヲノミコト)が貧しい蘇民将来の兄に一夜の宿を借り、これに報いるために疫よけのため「茅の輪をもちて腰の上に着けしめよ」という詔を与え蘇民将来を守ったという由来。茅とはチガヤでありチマキのチでもあります。これは橘木の会のY先生からの紹介。
個人的には蘇民将来の話の方がなにか楽しく、しっくりくるように思いました。チガヤといえば、たちの悪い雑草としか見ていなかったのですが見る目が変わります。和菓子文化は面白い。時々紹介致します。
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by tsuchiyasakutei | 2013-06-20 20:14 | その他

掘り出し物

今工事中の庭はもともと平庭で、今回の改装でも大きな造作はせず地面を整えて植栽で広がりを持たせようという計画で進めています。もともと石がない庭で新たに持ち込むつもりもなかったのですが、あちこち掘り返しているうちに地中から石が幾つか出てきました。石のない庭もすっきりとしていますが、あればあったで景色に変化が出てくるので掘り出した順に据えていきました。さほど大きい石もなく庭の広さに軽快さがプラスされるようで喜んでいたのですが、あまり石が多くなると重厚感が出てきます。石は重いものですが、景色も重くなってくるもので、この庭の場合はもういらないかなと思い始めたころ掘り当てたのがこの二つ。一つはずんぐりで、もう一つは奇妙な形をしていて、どうみてもオットセイ。面白いのですが軽快さに欠けるので、どうしようかと迷いましたが、先の軽快さを表す石とは別に庭の門番のような位置に独立させて据えました。どこか得意げなオットセイとずんぐり君がいいペアで、計画にはなかったユニークな空間が出来そうです。
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by tsuchiyasakutei | 2013-06-20 20:12 | 庭仕事

奈良で庭の仕事をしています。
by tsuchiyasakutei
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