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先日、夜咄(よばなし)の茶事を開きました。寒い冬の夜に行う茶事のことで、冬の寒さと夜の深さを味わうものです。
灯りは和ろうそくと灯明。暗いと気持ちは落ち着きますが、どういうわけか少し緊張感が高まります。視覚が制限される一方で音に敏感になり、茶碗に湯を注ぐ音や茶筅のこすれる音が際立って、非日常的な空間を味わうことができます。ただ、暗いとは思っていたものの想像以上に暗く、お茶を点てるときに湯の量がわからなかったり、お客様も食べているものがよく見えないといったこともありました。これも夜咄の風情のうちですが、その暗さが長時間にわたるとその暗さがだんだんと体にかぶさってくるような感覚がありました。わずかな灯りで目の前はかろうじてみえるのですが、体の後ろ半分は真っ暗。この暗さが体につくような印象。やはり電気の明るさに慣れているのですね、このやや鬱陶しい感覚を振り払うために電灯をつけたいとさえ思いました。ですが、これが夜なのでしょう。闇といった方がいいのか。また、機会があればこの闇を味わいたいと思っています。
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by tsuchiyasakutei | 2013-02-15 21:57 | 茶道

自分なりのお茶、そして現代のお茶って、どんなだとしっくりくるだろうか?


by 土屋裕
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