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翌朝のイラ虫_f0355473_20254862.jpg
私が恐れるのは一にハチ、二にチャドクガ(椿に付く猛烈に痒い毛虫)、三にイラ虫(イラガ)。ハチ、チャドクガに感じるものは恐怖だが、イラ虫にはイラ立ちを覚える。このイラ虫に触れるとピリピリとした刺激があり、その後2,3日痛痒い。決定的なダメージにはならないが、かなりの障害となる。木に登って四苦八苦しているときピリピリッとやられた時の気分は、マラソン終盤で蹴つまづかされた石に対する気分のようなものか。「こんな時に!!」とのイラ立ちが我がハサミをイラ虫に向かわせる。そんな日の翌朝。ハサミをのがれたイラ虫がトラックに積んだ脚立で一息ついていることがある。こちらも落ち着いている。見事な蛍光色に改めて驚いたりする。しかし、仕事が始まったとき、彼らの攻撃に思いが至ると我が手はハサミを求めるのである。
# by tsuchiyasakutei | 2010-09-25 19:30 | 庭仕事の周辺
まだしばらく_f0355473_20254880.jpg
熱中症のニュースが盛んだ。「こまめな水分補給を!」と、テレビの人が教えてくれる。こちらは毎日外仕事だから、それぐらいのことは心得ている。問題はなにを飲むかだ。やはり、お茶が定番だが、お茶ばかり大量には飲めないもので、ジュースや炭酸の刺激が欲しくなる。今の好みはスポーツドリンク+炭酸ジュース。これはおいしい。水分補給が楽しくて、「また飲もか!」、「また飲もか!」となる。しかし、この楽しみもそろそろ縮小していきたいが、テレビの人は「まだしばらく」、「まだしばらく」と、ゆずらない。
# by tsuchiyasakutei | 2010-09-02 21:51 | 庭仕事の周辺
あこがれの庭_f0355473_20254662.jpg
「うちのキンモクセイとウメが大きくなって」と、剪定仕事をしているとおばあさんが話しかけてきた。「キンモクセイは大きゅうなるからやめとけと母に言われたんや」とか「ウメゆうても花ウメやから(実がつかず)おもろないけどな」と続く。言葉だけでは通じないと思いつつも、せっかくだから木を小さくする方法を説明すると、おばあさんは理解してくれた風もないけれど何故かニコニコして機嫌がいい。そして唐突に「今、あこがれの庭つくってんねん」
この言葉でしばし手が止まった。なんて幸せな言葉だろう。そのニコニコ顔がまたいい。おばあさんが帰っても余韻はしばし残り、庭が夢として語られたことの喜びとその責任を感じさせられた。
2010・6・26
# by tsuchiyasakutei | 2010-08-15 23:53 |
庭の手入れ_f0355473_20254835.jpg
庭づくりをして、工事が完了した時が庭の完成でしょうか?大きな区切りではあるけれど本当の庭づくりはこれから。いうまでもなく草木は生長し、地も変化する。その時々に合った手入れをしてこそ庭は保たれる。
先日、大徳寺高桐院の庭を見たとき改めてそう思った。一面苔で覆われた平庭に大きな楓が育って見事な景色を作り出している。造園的には平地に楓を植えただけともいえるが、では今すぐ作れるかといったらそう簡単にできるものではない。長い時間と手間をかけてこその今の姿。
作庭もさることながら手入れの重要さを感じた一コマでした。
2010・5・28
# by tsuchiyasakutei | 2010-08-15 23:47 | お寺
備えあっても憂いあり_f0355473_20254785.jpg
日曜仕事は庭師稼業にとってめずらしくは無い。曜日より天気が優先する。ただ、世間は休みだということをしっかり認識しなければならない。
先日、日曜日にセメント仕事を計画。材料が途中で切れては困るので前日までに材料を調達、準備万端で仕事にのぞんだ。
ところが・・、材料の減りが予想より早い。「ん?」「あれっ?」「マズイ!」「タリナイ!!」
なぜ足りないのか検算をしている場合ではない。無いものはない。近所の店はみな休み。それから方々に電話をかけ、高速を飛ばして結果的には事なきを得ましたが、その間のヤキモキすることすること。実作業よりよっぽど疲労しました。日曜仕事はしばらく控えます。  
2010・4・12
# by tsuchiyasakutei | 2010-08-15 23:42 | 庭仕事の周辺

自分なりのお茶、そして現代のお茶って、どんなだとしっくりくるだろうか?


by 土屋裕
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